自由と承認欲望と/山竹伸二『「認められたい」の正体 承認不安の時代』
「認められたい」の正体 ― 承認不安の時代 (講談社現代新書)
- 作者: 山竹伸二
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2011/03/18
- メディア: 新書
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承認欲求について最もわかりやすく書かれた本なのではないかと思います。
今まで読んだ本の中では。
社会の抑圧が少なくなって自由に生きられるなった反面、価値観が多様化し、何をすれば価値があるのか分かりにくい現代、ごく身近にいる人に気に入られるかが承認を得られる唯一の方法である。
社会共通の価値観がなければ、自分の行為、価値観が正しいのか他者に尋ねたくなる。直接承認を得たくなる。
自由を抑圧するような社会の桎梏はないが、他者の承認を得るために自由を抑制している。
他者から承認は与えられる。
私自身が価値のある人間だと他者から認められる。私の価値が他者に欲せられること。私の価値が他者に承認されることを”欲望”する。→人間の欲望は他者の欲望である。(ラカン)
以上がだいたい重要な部分です。
(ウソです。全然まとめれていません。相当端折っています。またしても投げ出し)
他者の目線を気にすることや、他者へ同調することをする前に、自分がどうしたいか考え、納得して答えを導き出して、自分が了解できる価値観を持つことが必要です。
他人に同調することを自分の判断で決めるのならそれもありです。
生きる意味も一人一人が見つけていくしかない。
誰かに決めてもらったほうがいい、という人もいるかもしれませんが。