Go! プリンセスプリキュア再考察

オフィシャルコンプリートブックを買ったので、疑問に思ったことの関連点を綴ってみます。

監督曰く、プリンセスはモチーフでしかなく、1年かけて表現していくものは「夢」であると。

その観点から見ればこの作品の進み方にはある程度納得できます。

ですが、タイトルにこだわってしまった自分としてはちょっともったいなと思わないでもないです。

もう一つ、少し引用すると、

（はるかについて）彼女の将来に、最後まで特定の職業を据えなかったのは意図的なことです。（中略）何か目指すものを他に設定すると、この作品における「プリンセス」がイコールそれであると思われてしまう可能性があり、その誤解を避けたかったんです。あくまでもはるかの夢は「プリンセス」なんだと貫きました。

なるほど。だとするとプリンセスの中身が何なのかよくわからなかったのもわかります（？）。これがいいのか悪いのか......見た人の判断なんだろうけど、どういうプリンセスか、何をもってプリンセスなのか示して欲しかったのが私の思うところですが、それはもう叶わないのですね。

シリーズ構成の話によれば、変身や戦いのシーンで時間が少なくなりがちなので、その短い時間の中でドラマを描くための全寮制にしたとのこと。

全寮制そのものを活かしたものを見たいと思っていた私の考えとはずいぶん違っています。

ほんとにひとそれぞれ考えていることは違うんですね。

......などなど他にも興味深い内容が多く載っています。

興味を持たれたらぜひ買ってみてください。

でも、音楽についての記事がないのは惜しいです。ほんと素晴らしい音楽なのに。

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