教えられていない人間、勉強していない人間は、「出来ない」。
再び過去の労働の話を。
職場に出来ない人間が多くいました。
上からの指示や仕事をうまくこなすことが出来ず、困っている当人を周りの人間もサポートすることが出来ていませんでした。
する気もなかったのでしょう。
上の人間はなんで出来ないんだと言うだけ。
どうしたら出来るかちゃんと教えていたのだろうか?
私が見る限り教えられていたとは思えません。
おそらく指示を出す側もわかっていなかったのでしょう。
どうやったら、当人が仕事を達成することが出来るか。
そのイメージを自分の中に構築していない。
当人の中にあればいいんですけど、ないから出来ていない。だから完成のイメージを誰かからもらう必要がある。
誰かから仕事の達成の仕方を教えてもらう必要がある。
その事実にどれだけ気付いていたのか。
そんな状況なのに改善だの報告だの課題だの振って、なんども言いたいですけど、
出来ない人間にさらなる課題を与えようとするその方針は間違っています!
通常の仕事を難なくこなせる様にさっさと教育すべき。
人間、知識がないと喋ることが出来ません。
情報を伝える知識、情報を聞く方法がないと、簡単な質問に答えることもできないんですよ。
自分たちが何を目指しているかわからない、何も目指していない集団に対しては、目標が何であるかを示すことから始めなければいけない。
下がやんないなら上がやらなきゃいけない。
相手に自分のイメージを伝える技術があるか?
相手のイメージを理解する技術があるか?
この疑問を持って、対人スキルを身につける勉強をしていかないと、いつまで経っても相手の言うことが理解できず、他者に自分のイメージを共有してもらうことができません。
教えられていない人間、勉強していない人間は、「出来ない」。
相手に成果を出させるには、指示を出す人間は、当人が成果を出す場面や方法のはっきりとしたイメージを持っていなければ、仕事させることができないのです。
この事実をどれだけわかっているか。
思い出したくないことを思い出してしまっています。