後回しや先延ばしは、実は気持ちがいい
「その時」の快感を選んでいる。
遊びたい、怠けたい、寝たい。
そんな時にメールを出さなきゃいけない用意を思い出します。
さあ、どうしましょうか。
放っておいたって大したことはない用事です。
何もしなくてもいいんですよ。
しかし未来の時間では確実に必要になること。
済ませておかなければ、後々行動しても間に合わないことです。
そんな用事を、今の快楽、誘惑に負けずに行えるか。
この文章を読んでいるあなたも含めて多くの人が、実行しないとは決めないが、”後でする”、”先送りにする”としていないでしょうか?
やらないわけじゃないんだ。でも今じゃないと。
そうやって今を楽しむ。
痛い目に遭った事があるか
で、必要な時刻に必要なものが揃えられず、痛い目に遭うのです。
この時に動いても遅いんですね。
痛い目に遭った時、もう2度とこんな目に遭いたくない、と思って実行できる自分になるぞと思えればまだいいのですが。
多くの人は、痛い目に遭ったと思っていません。
もう一度言います。
多くの人は、痛い目に遭ったと思っていません。
問題が発生したとしても、その場しのぎで対処する事が出来てしまったり、ガムシャラに動くことで解決してしまったり、誰かが助けてくれて事無きを得てしまったりした事で、「あ、なんとかなるな」と学習してしまっています。
本来なら同じことを2度と繰り返さないと心に刻んで、違う自分に変化しようとしなければいけないのですが、ベストな方法とは言えなくとも局面を乗り切ってしまったことで、「これでいい。努力しなくていい」との間違った教訓を得てしまっているのです。
あなたの身近にいる人が、何度も不利益を被っているのに、変わらない理由は、ここにあるかもしれません。
被害が自分を成長させる。
自分が害を受け、同じことを繰り返したくないと理解した時、行動が変わってきます。
損をしているのだと理解しなければいけません。
大きな目標を持っている時は、ちょっとしたことでも敏感に傷を受けます。
逆に小さな目標しか持っていない時、目標がない時は、ちょっとやそっとじゃ傷を受けません。
大きな目標があれば、ちょっとしたことから自分が変わっていく。
そうでない人間にとっては、後回しや先延ばしは、実は気持ちがいいのです。