頭の中の世界は、頭の外の世界を受け入れてなかったりする
私にはお金がない。
それはわかっている。
いや、わかっているつもりだと、言った方が正しいでしょうか。
お金が無いという事実は変わらない。固定している。
確かに存在している。
でもそのことを脳が受け入れているかは別のことのようだ。
脳(私)が否定しようがしまいが、お金が無いという事実は変わらないのと同様、
事実お金があろうがなかろうが、私(脳)は大丈夫という認識が変わってくれない。
わかりますか?これ。
私の脳は、私がお金を持っていないということを、認識していないんですよ。
とにかく大丈夫だと思っている。
何とかなると思っている。
子供の時のように、どこかからお金が湧いて出てくると思っている。
その認識が変わっていないのですよ。
どうなってる?
頭の中の世界というのは、相当強固な様です。
自分の精神を守るためなら、認知認識を変えてしまいます。
認知的不協和で合っているかどうかわからないけど、私は認知的不協和を発動すらせず、即時に頭の中を守る様になっているみたいです。
皮肉にも、私は安定している。
パニックになることはほとんどない。
知識不足で判断を間違えることはあっても、予期せぬ状況に動じたりしない。
自分でもびっくりするくらい安定している。
それは、頭の中に、自分の害になるものを取り入れようとはしないからでしょう。
人の悪い面を見ても、事情があったと考え、忘れます。
いい面だけを見て、その記憶を残そうとする。
自分の記憶を辿っても、そこにいる人達に悪い人はなかなかいません。
これは私の良い面だと思います。
しかし、こと金儲けに関しては、マイナスに働いている。
お金が無いという状況が、受け入れるに困難なことであるが故、全く無いものと認識しているようなのです。
思えば、お金に関する問題は今まで全て両親がやってくれていました。
生活費。学費。旅行代。書籍代。病院へ行く費用。
これらは親に貰っていた。
その時の感覚がいまだに抜けていないのか。
それとも労働で生活がまかなえていた時代を引き摺っているのか。
頭って便利です。
自分に都合の悪いことは受け入れないようになっている。
取り込むと精神のバランスを崩すようなものは排除している。
現実世界と同期してくれません。
現実がどんどん変わっていくのに。
情報を押しのけて、いつまでも古い時代でいられる。
どうすればいいのか。
やっぱり考えることしかないですね。
お金が足りない現状を認識させ、お金儲けをするための脳に改造していかなければなりません。
私の脳は素直だから、何度も何度も唱えれば、受け入れてくれると思うのだけれど。