相手のことを考える時間を増やす
思えば私は自分のことばかり考えていました。
自分の気持ち、自分の考え、自分語りにばかりエネルギーを費やしていました。
(今でもそうなのですが)
しかし、この世に存在する人間は私一人ではありません。
私以外にも人間はいるのです。
私が儲けたいと思っているように、他者もお金を稼ぎたいと思い、
私が体調が悪くなったら休みたくなるように、他者も自分の都合で休みたいはずです。
私が一人で思索したくて話しかけてもらいたくないように、私に話しかけないでオーラをガンガンに発揮している人を見たこともあります。
私がこちらのスケジュールを考えてものを言ってくれよと思っているように、相手も自分のことをよく知ってから何か言ってくれない、って感じていることもあるのでしょう。
自分の意見がまとまっているのは、いい。
それを誰かに伝えて、自分の思い通りに動かしたかったら相手のことを知る必要があります。
思い通りにするには、ただ知るだけではなく、相手が何を考えるか、どう感じるかに想像力のエネルギーを使う必要性が発生してくるのです。
考えるためには、まずその相手が存在することを認識する必要があります。
ただ認識するだけではなく、その相手が自分の仲間であると思わなければなりません。
そして自分はその仲間たちの一員であると考えるのです。
”個”ではなく”集団”であると思う感覚。でもいつでも個に戻れる構え。
この構えを身に付けつつある気がします。
自分一人でものを考えることの限界をめちゃくちゃ感じておりますので、他者の力を借りる、他者の頭を使って考えてもらう需要が生まれています。
だから相手が何を考え何を思うかを想像する必要が発生しています。
なかなかにしんどいです。
でもひとりではどうにもならないのですね。
私は one of them なのだと。