思考スピードと行動スピード
頭の中で考えることはすぐに済むのに、実行はなかなか時間がかかります。
頭の中では終わっているはずなのに、現実は何も動いておらず、なんで終わってないんだろう。と思うことはないでしょうか。
私は思ってばかりです。
そりゃそうです。
考えることは数十秒で終わるのに、行動にはそれなりの時間がかかるからです。
手帳に予定を書き込むのは数秒ですが、その内容をこなすには時間がかかります。
”思考”のスピードで現実も進むと思っていると、現実の動かなさにイライラしてしまいます。
より抽象的に考えられる脳内の方が速く進むのは当たり前です。
さて、どうするか。
やることは、現実に合わせて考える量を減らすことと、現実の行動スピードをあげることです。
頭の中で考えていることが理想なら、実際の行動は現実。
すなわち理想と現実のすり合わせをするのです。
上記の過去ブログに書いたように、2手3手先の事を考えても頭は疲れるばかりです。
多くても1手先までにして、今取り掛かっている事に集中する方が、かえって用事迅く終わり、「あれ、時間余ったな」状態にもっていくことができます。
そしてこれが行動スピードを上げる事に繋がります。
これを繰り返していくと、2、3の事を同時に考えるよりも、1つ1つこなしていく事が、行動のスピードアップにも、思考の節約にもなる事がわかってきます。
頭の中だといくらでも物事が進みますから、そちら側の世界にずっと居たいなというのはよくわかります。
しかし成果を出すのは現実世界です。
現実を動かさないとどうにもならない。
今現在の自分の現実世界でのスピードを受け入れて、すり合わせをしていく事が、楽に生きていく手助けにならないでしょうか。