自分のことは後回し、が、結局疲れる
周りや相手のことを考えなきゃいけない時
相手を理解したり、相手を自分の思い通りに動かすには、相手の目線・相手の感情を自分の中に入れて、相手以上に相手になる必要があります。
相手に相手そのものの使い方を教えるのです。
そうする為には常に周りと観察し、相手に関心を持って、相手のことを考え続けなければなりません。
具体的な相手が想像しづらいのなら、仕事に置き換えて考えて見てください。
やるべき仕事が溜まっている。
早くやらなければならないのに残業出来ないなどの時間制限のせいで思うように進められない。
生産性を上げる必要がある。
仕事時間だけではなく、日常生活でもそのことを考え続けている。
仕事を終わらせなければいけない。どうやって終わらせるか。
その間自分のやりたいことを放ったらかしにしている。
仕方なくにせよ、能動的にせよ、自分事以外のことを考えている時は、本当に考えたい可愛い自分のことは考えていないわけです。
後回しにしようとしても、自分のことは引っかかるんだ
ちょっと可哀想な感じがしますね。
実際可哀想です。辛い。
仕事をしなければならないって時も、目の前の子供を助けなければならない時も、自分のことは忘れられないものです。
(例外はたくさんありますけど、ここでは置いておいて)
- 家に置いてきた用事。
- トレーニングしたいのにしていないこと。
- 会いたい友達にずっと会えていないこと。
これらのことが頭をよぎりませんか?
自分がやりたいと思ったことをやれていないことが、チクチクと自分を攻撃します。
そのストレスが溜まってくると、たとえ小さなことであっても、自分はダメな人間だ、と、思うようになっていくのです。
自分事の処理ができて、自分なりの答えを出しておく必要がある
この状況。
ざっくり簡単にまとめてしまえば、処理すべき物事が多くて、本当にやりたい自分事に手が回らない問題です。
で、ここで私は周りのことなど放っておいて自分の事に集中しようなんて言いたいわけじゃありません。
自分の事を棚上げにして、周りに奉仕しようと言いたいわけでもありません。
他者や相手や仕事や社会、世間の事を考える前に、自分の事に決着とをつけておこうと言いたいのです。
- 職場の改善提案を考えようにも、自分の部屋の台所が荒れていては集中できない。だったらそれを片付けてしまおう。
- 動こうにも体が疲れて動けないのなら、体の疲れを取っておこう。
- 人と会う用事があって、部屋の模様替えが出来ない。なんて言うくらいなら、先に模様替えをやってしまっておこう。
自分の事に手一杯だと他の物事に集中できません。
その為に自分の事は片付けておく。
結局は情報処理の問題なのかもしれませんね。