生存疾走更新

お金持ちになることを目標に 仕事に進行中。不定期更新中。

過去の私は、やるべき事の多さに整理が出来ていなかった

受験勉強の時の話をします。

今思うと、全然整理が出来ていませんでしたね。

数学・英語・現代国語・古文・漢文・物理・化学・地理・現代社会。

これらについて全然把握できていない。

得意(であるはず)の物理学でさえも。

◯何が出来ていて、何が出来ていないか

◯各分野のどこを押さえなければならないか

◯何をもって”出来た”となるのか

◯出来るようになるまでにどれくれいの時間が必要か

◯そもそも自分に能力があるのか

 

全然分かってなかった。

内容の理解は勿論、時間の管理は酷いものでした。

”出来るようになるまでの時間”がわからないまま、見積もらないまま動くのは、もう訳がわかりませんよ。

いったいどうすればよかったのかな?

毎日を一生懸命やってりゃよかったのか?

 

”勉強”と”受験勉強”は違います。

勉強が、出来ないことが出来るようになること であるのに対して

受験は、すでに出来上がったものを使ってどれだけ出来るかを試す場です。

よって受験勉強は理解を深めるよりも設問に対するアンサーを用意する行為のことを指します。

問題には考えて考えて回答しなきゃいけない って思ってるでしょ?

そうじゃないんですよ。

だって答えが既に頭の中にあるんだったら”それ”を解答欄に書き込めばいいんだから。

 

考えることには時間がかかり、

既に答えがある時はその答えを言えばいい。

 

格段に短い時間で終わります。

 

この差。

この差がテストで得点するかしないかの差です。

時間制限がありますからね。

考えていたら全部の設問に目を通すことすら出来ずに試験が終わります。

 

考えないなんて卑怯だ。反則だ。

質問にはきちんと考えて答えなければいけない。

過去の私はそういう考えでした。

解法や公式だけを覚えて、中身や本質を捉えないで回答していく奴は邪道だと。

しかし、そうではない。

考えていたら、時間が足りないのだ。

時間制限がある中で、時間がかからない方法を使うのは、当たり前じゃないか。

 

これは実社会にも当てはまってしまいます。

目の前にいる人から質問された場合、大抵はその時すぐに答えなければいけません。

答えがあればすぐに答えられますが、そうでなければ考えに考えた揚句、ありきたりな言葉を使って、大したことない答弁をしますよね。

速度は大事。

 

これだったんだ〜。

頭が良い事の正体ってこれだったんだ〜。

 

考えなくていいってことではないんです。

一度考えてものにしたものは次の機会には考えなくてもすぐに出せるように用意しておくのです。

何度も考えない、考える時間を少なくすることが肝要です。

次々に来る新しい問題を考えていかなければならないのですから。