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中野円佳『「育休世代」のジレンマ』/社会に適合するより、社会を変えよう

 

「育休世代」のジレンマ?女性活用はなぜ失敗するのか?? (光文社新書)

「育休世代」のジレンマ?女性活用はなぜ失敗するのか?? (光文社新書)

 

 

 

「育休世代」のジレンマ 女性活用はなぜ失敗するのか? (光文社新書)

「育休世代」のジレンマ 女性活用はなぜ失敗するのか? (光文社新書)

 

 

本を読みきったので感想書いていきます。

相対的剥奪感 。産まないという選択肢は相対的剥奪感をもたらす。

仕事が嫌いでも仕事はどんどん降ってくる

そうですね。本当仕事ってのは......。あ、私はその段階は終わってる。

様々な調整をする社会的コストが夫と妻とでは異なり、妻の方が調整もつけやすい

男は仕事に縛られ過ぎです。

とりわけ心理的障壁を乗り越えて早期に復帰したにもかかわらず、仕事の内容が「つまらない」「暇」であると、「わざわざ子ども預けて何やってるんだろう」と、預けることへの疑問が生じる。

つまらない仕事ってのは、つまらない。

女であるゆえに何か特別なことを準備しないといけないという発想を持っていなかった

などなどいろいろありますが、1番ガーンと頭打たれたのは

「男女平等」は幻想だった

です。うぉぉと思ってしまった。本を読み進めていく内でこの言葉にぶつかると重いです。

ちょっと今まとめる能力がないので本を読んでいただくことを期待しますが(めちゃくちゃだ)、教育の段階で男女平等を教えられるのにも関わず、実社会ではケア責任の負担が極端に女性に偏っている事実がどうにもおかしいと思います。

その現実をどう変えるか。

「女は家庭」から解放されたのかもしれませんが、「男は仕事」からは変わらないまま。男性中心で動いていく社会で、それに適合したって幸せになれるだろうか?

最後に引用。

既存システムを前提に社会に適応できる人材を輩出することだけが、教育の機能ではない。