もっといい方法を探さなきゃからの解放
失敗するのって嫌ですね。
怖いですね。
新しいことも、そうじゃないことでも失敗しない正しい方法を探そうとします。
しかしそうやって実行することを後回しにしていると、失敗の経験を積む時間がなくなっていきます。
考えてるなら、試さないと正しいかどうかわかりません。
上手にやらなきゃではなく、やってみて、この方法が良い・あの方法が違うとデータを収集して最良のものを選択するのです。
これはこれで時間がかかります。
その時間のかかり具合に辟易してやっぱり良い方法を探そうかとなってどんどん時間がかかっていって……。
結局、何にも身に付きませんね。(私ですね。)
プロジェクトを始める時、目標達成までにどれくらいの時間がかかるかを見積もることが欠かせません。
なぜなら多くの人に時間制限があるからです。
受験なら受験日まで
入金なら引き落とし日まで
約束があるなら約束の時間まで
時間の制限はある。
何の手段もないならともかく、1つか2つ考えているならさっさとその手法を試しましょう。
で、駄目だった時、なぜ駄目だったかの答えを出します。
できないことは仕方ないことです。
そしてそれは問題ではない。
何が有効で何が効果がないか見極めることが大事なのです。
目標を達成することが1番大事なのですが、どの要素が成功に、どの要素が失敗に導くのか知ることも目標達成に必要なパーツですので、失敗に目がくらんで、この成功のかけらを取りこぼすことがないようにしましょう。
パーツ集めがまどろっこしいので、完成されたパッケージが欲しい。
その気持ちはよくわかります。
確かにパーツ集めをして、時間をかけて歩いて行くより、完成されたフォーマットでジャンプする方が簡単で、短時間です。
ただ、いつもいつも完成された手法が手元にあるわけじゃない。
限られた時間の中ですべての用事をこなす方法とか。
部屋の模様替えを完全に自分の思い通りやる方法とか。
あまり自分が好きではない人をこちらの都合よく動かす方法とか。
書籍やインターネットに〜〜する方法などのツールは溢れています。
しかし、本やネットに書かれている知識だけでは「あなたに必要な」メソッドは完成されないことが多いですよね。
(うまくいく場合は良いのですが、)
何らかの方法を試すことで、「あなたに必要な」「成功に導く」方法を確定しなければなりません。
それをやるために行動し試さなければいけない。
これだけ歴史が進み、科学が進歩した時代ですので、最適な方法を探して要領よく成果を上げていくのは可能なことです。
しかしいつでもベストな手段に出会えるとは限りませんし、皆が皆要領が良いわけではありません。
多かれ少なかれ、自分の経験から学ぶのです。
自分の経験が最高の教師であるって言葉をどこかで聞きました。
努力や手間をショートカットする方法と、がむしゃらに突き進む方法を、うまく使い分けたいものです。