関係性の議論
議論と言えるかどうかはわかりませんが。
誰かと人間関係を築くということは、相手がこちらのことを知っている、という状態になっているわけですよね。
自分が知っているとか、自分がどう考えているかではなく、相手がどれだけ私のことを考えているか。
そういう関係がどれだけあるか。
こちらが一方的に知っているだけでは、話をしても「で、あなたは誰?」から始まらなければならなくなります。
こちらが認識されてやっと話ができる。
多くの人は自分の認めた人とだけ関係を築きたいのです。
自分に余計な負担がかかる人間関係は得たくないのです。
知らない人間が困っているのを見ても、助けようとしないでしょう。
たとえ自分に助けるだけの力あっても、何もしないでしょう。
関係から発する負担を背負いたくないのです。
人間関係から発する問題は、そもそも関係がなければ発生しません。
契約寸前までいきながら契約破棄になった場合は、そもそも契約しようと行動した相手が現れなければトラブルは発生しない。
たまたま家に居ただけで、家族から買い物に手伝って欲しいと言われる。
急に自分の目の前で人が倒れたから、近くにいる自分が助けなればいけない。
そして、自分が他の誰かを巻き込まない行動を考えます。
赤ん坊が泣き出すから電車に乗らない。
通行の邪魔になるから大きな車で小さな道に入らない。
公道にはみ出る部分に自転車を駐輪しない。
などなど。
私達は絶えず人間関係の摩擦から避ける方向に動いて居ます。
しかし避け続けているだけでは何も起きやしない。
仕事をするとなると、それは誰かと関係性を結ぶことそのものです。
相手を知る努力、相手に知ってもらう努力が必要になる。
そのためにお互いに時間を割かなきゃいけなくなる。
それを避けようとしている自分がいる。
何故か?
相手の反応が怖いんだろうな。
自分に多少の自信はあるんだけど。
とにかく言語化していこう。