魔法つかいプリキュア! 簡易感想
1月29日に終了した魔法つかいプリキュア!について全話まだみていない状況で適当に書いてみます。
全体的に軽い。
オーソドックスだけど、キャラクターがよくわからないのは弱いのでは?/魔法つかいプリキュア! 第1話を見ました https://t.co/Klstw8EiDh #precure
— 生存疾走 (@Y_synchro) 2016年3月14日
初見の感想は、みらいがどんなキャラクターか、リコがどんなキャラクターかがわかりにくいのは問題なのでは、ということです。
ナシマホウ界のみらいと魔法界のリコ。二人が出会って何かが起こる......ということみたいなのですが、みらいがリコをどう思っているか、リコがみらいをどう思っているかが全然わからないのです。
一番大事なとこですよね?
戦闘どうのこうのより、二人の絆やら友情やらが一番表現したいことのはずなのに、その中身がほとんどない。
特にトラブルを起こすことも、互いが理解を深める描写を描くこともなくただひたすら仲がいいだけ。
なんなんでしょうかこれは。
初代の感覚に戻そうとしているのかもしれませんが、元は赤の他人を友達と思うまでの過程を描かないままではプリキュアらしさはがくんと落ちてしまいます。
で、魔法界とマシマホウ界を行き来する構成になっていますが、
明らかに魔法界の方が面白い。
9話まで未知の世界を冒険するワクワク感があったのに、10話以降その感覚が無くなってしまった。
リコが異世界で四苦八苦する姿を描けばそれなりに面白みもあっただろうにいろんな都合でオミット(されたと私は勝手想像してます)。
というか、マホウ界の説明だけでも結構大変なのにナシマホウ界編まで描くとなると設定がいっぱいいっぱいになりませんかね?その辺りの作り手の苦労には考えを巡らせなければなりません。
本当にお疲れ様です。
まぁここまで書いて何が一番いいたいかと言うと、
この作品は悪との闘い云々よりも、
登場人物たちが楽しく暮らしていることを描くのが主目的なので、戦いの比重が軽いのはいい。
その分友情をきちんと描かなければならなかったのだけれど、前述の互いが互いをどう思うかが表現されないので、軽く薄っぺらい印象だったな。
というのが簡単な感想です。
映画はめちゃくちゃ好きです。