友達はあきらめた
私は一人が好きです。
一人で食事に行き、一人で映画を観に行き、一人で旅をし、一人で頭の中で対話をし、一人で仕事をする。
こんな自分はおかしいんじゃないかなって、思ってました。
学生時代からずっとこうで、連れ立って歩く同年代の方々を見て、自分にはあれは出来ないんだろうなと思っていました。
周りに話しかけない、話すことができない、そんな自分は変だ。でも出来ないから何もできない。
これを繰り返す。
それでもなんとかなってきました。なってしまいました。
(現在の貧困状況を考えればそうとも言えないんですが)
接触が0だったわけじゃありません。
連絡をとる人もいたし、人の輪に入って話し合うこともあった。
けど、こんなのはオレじゃないって、どこかで思ってたんです。
友達がいるべきだと思う一方で、近くに相手がいることをとてつもなく迷惑に思う自分がいることを、ずっとずっと知っていました。
人付き合いは、大変。
一緒に歩くなら、歩く速度を合わせなきゃいけない。
食事をするにも、同じ店に入らなきゃいけない。
ダサくない服を選ばなきゃいけない。
相手との共通の話題を温め育てなきゃいけない。
話しかけられたら、会話しなきゃいけない。
答えたくない質問にも、答えなくちゃいけない。
こっちが話したい話題を振っても、応えてくれない。
こんなのめんどいわ!!!
私は分かっていた。
友達はいらないということを。
家族関係だけでもそれなりに苦労するのに、友達まで付き合っていられるか。
友達がいるべきだ。話し相手がいるべきだと思ってきて、当ブログでもその手のテーマの記事を書いてきましたが、30歳を越えて、結論にたどり着きました。
友達を積極的に作るのはあきらめる。
正確にはずっと昔からあきらめていたんですが、今日この日、正確な言語として表現します。
別に今後友達ができることを受け入れないわけではありません。
積極的に自分から話しかけたり、イベント事を起こしたりすることはないってことです。
向こうから来たものだけに応える。
あとは自分と会話する。
会話しなければいけないことがたくさん残っています。
ふぅ〜。よく頑張ったよ。今までの私。
これからは世間の目を気にしないで自分の自由と心の安寧の為に生きていこうね。